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2012年10月15日月曜日

『最強のふたり』






別のところへ行こうと思ったら
差し支えができて,またまた映画。

時間の関係もあり,天神東宝で
『最強のふたり』を観ることに。

偶然みたわけですが
近年いちばんの作品でした。

ひとりは,パラグライダーで神経を損傷して
頚から下すべてが動かない,狷介な大富豪。

もうひとりは,その介護人として雇われた
読み書きもあやしい貧しい黒人の若者。

おもい障害をもつ者の介護という話題ながら
若者のこだわりなき対応がユーモアをうみます。

まったく違うふたりですが
すばらしいハーモニーをかなでます。

実話にもとづくものだそうで
そのことも感動を深めます。

フランス映画は
『潜水服は蝶の夢を見る』以来。

そういえばテーマも似ているし
映像の美しさも似ています。

お奨めします。

※映画の話題になったときに
子どもにも奨めました。

どんな映画?ってきかれたので,こんなこんな。
ああ,感動モノね,って。

まあ,そういえばそうだけれど
そうまとめられると,ちょっと違うんだよね。

2012年4月10日火曜日

『潜水服は蝶の夢を見る』 by.映画も好きな福岡の弁護士



 『センター・オブ・ジ・アース2』のあと
 『マーガレット・サッチャー』をみようかと迷う…。

 TSUTAYAがDVDのセールをしていたので
 のぞいてみました。その結果,

 『潜水服は蝶の夢を見る』(Le scaphandre et le papillon)
 を買い,これを帰ってからみることに。

 ジャン=ドミニク・ボビーの実話小説を
 原作としたフランス映画。

 主人公はもとELLE誌の編集長
 40代前半ながら脳溢血に。

 3週間におよぶ昏睡後、命はたすかったものの
 全身が麻痺状態。

 意識はあり,耳もきこえるけれど
 言葉を発することはできない。

 こういう状態を閉じこめ症候群(Locked-In syndrome)というらしい。
 もう地獄の責め苦ですね。

 まるで陸上で潜水服を着せられたかのよう。
 これが『潜水服は…』というタイトル前半の由来。

 リハビリのためパリから北部海岸
 ベルクの療養所へと移されます。

 この療養所が幻想的
 患者に夢想を誘います。まるで蝶のような。

 これが『…蝶の夢を見る』
 というタイトル後半の由来。

 原題は『潜水服と蝶』のようですが
 邦題は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を踏まえたのでしょうか。

 言語療法士をはじめみな美人ですが
 療養所がみせた幻影かも。

 どんな運命のイタズラか
 左目まぶたのみは動かすことができます。

 これでコミュニケーションはかろうじて可能
 実存に不可欠な最低限の機能は残されています。

 主人公はやがて、左目のまばたきのみで
 自伝を書くことをはじめ…。

 肢体は不自由でも
 精神の自由は残る。

 絶望のなかから
 美しい人生をふたたび見いだす映画でした。