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2023年8月4日金曜日

黒部五郎岳と雲の平へ(3)高山植物

 




 北アルプス最奥部、黒部五郎岳と雲の平への旅2日目のつづき。

1枚目の写真の一番手前の高まりが弓折岳。その右奥が笠ヶ岳、左奥に焼岳、乗鞍岳、御嶽山が連なる。

写真手前から弓折岳にかけて土が露出しているところが登山道。弓折岳の直下のところが、弓折分岐。きのうライチョウ母子で出会ったところと紹介した場所である。

このあたりになると、もはや森林限界を超えている。シラビソなどの針葉樹林であっても生育できない。

目にみえる緑は、ハイマツ(這松)である。文字どおり、空にむかって幹を伸ばすのではなく、地面を這っている。低温、豪雪、強風など自然環境の厳しさから高い木は生育できないのである。

森林限界を超えたところで、ハイマツさえ生えていない場所がある。ひとつは、自然に崖崩れが起きたような場所。ひとつは、人が通ることによりハゲた場所。ひとつは、遅くまで雪渓が残り、ハイマツでさえ生育できない場所など。

このようなハイマツさえ生育できない場所に高山植物が生き延びている。短い夏の間に次世代へ命をつないでいる。平地のに比べ、一般に花が大きく、いっそう可憐にみえる。

ピンクの花はシモツケソウ。日本の固有種。バラの仲間。

白い花はキヌガサソウ(衣笠草)。これも日本の固有種。

暗い紫はクロユリ。川端康成の『山の音』に出てくるらしい。

2011年8月24日水曜日

 タカネビランジ  



 タカネビランジ
 ナデシコ@ジャパンの仲間

 鳳凰三山の森林限界を超えると、砂礫の斜面の
 岩陰などに強風をさけて、けなげに咲いています。

 ビランジは?ですが、タカネは高嶺
 文字どおり、高嶺の花です。
 

2011年8月12日金曜日

 ただ生き延びるだけでなく



 きのうは福岡県中小企業家同友会の
 勉強会(ブロック会・プレ例会)がありました。

 東日本大震災、円高、株安など厳しい環境のなか
 中小企業の生き残りをみなさん模索しています。

 アルプスを登っていくと
 針葉樹林でさえ生育できない環境に出ます。

 その境目が森林限界。
 九州の山々とは違う感じる世界への入口です。

 そこから先は、雪が深く、風が強く、気温が低く
 栄養・水分が少なく、よい季節が短い過酷な環境です。

 基本的には雪と岩だけの世界
 そんななか、けなげに高山植物の花が咲いています。

 高山植物は、厳しい環境のなかを生きていくため
 独特の戦略と強みをもっています。

 強い風を避け乾燥から身を守るため
 平地の植物に比べて、背が低く、葉は小さく厚い。

 毛でおおわれ、根がよく発達しています。
 栄養を蓄え、短い夏を有効に使っています。

 しかし高山植物の花に心うたれるのは
 厳しい環境を生き延びているからだけではありません。
 
 美しい花を咲かせているからです。
 われわれも美しい花を咲かせてこその人生だと思います。