2022年9月20日火曜日

台風14号一過

  

 (事務所裏から、半分青空)

 台風14号が九州を縦断。みなさまご無事だったでしょうか。被災されたかたにはお見舞い申し上げます。

台風接近にともない、伊勢湾台風、室戸台風「級」、いままでに経験したことのない強力な台風と繰り返し警告を受けた。瞬間最大風速70メートルなどと言われ、ビビった。

わが家は東向きに広い窓があり、風速40メートルも吹けば、おそらくもつまい。と思いつつ、窓ガラスに補修テープやガムテープを貼るなどして暴風に備えた。

結果、予想より陸上よりのコースを通ったとかで、勢力は急速に弱まり、福岡における被害は警告されたほどではなかった。

宗像にある実家の母も無事だった。その代わり、伊勢湾台風、室戸台風のときの苦労話を聞かされた。社宅の屋根が飛んだり、断水が1週間も続いて苦労したようだ。こちらは母の苦労も知らず、会社の大きな風呂に入れてはしゃいでいたようだ。

高台に住んでいる人・暴風被害を受けやすい人、低地に住んでいる人・水害を受けやすい人、戸建てに住んでいる人、マンション・集合住宅に住んでいる人、持ち家、借家など、それぞれの立場で台風の受けとめはちがうようだ。わが事務所のメンバーの安否確認でも、その影響が垣間見られた。

今回、小田和正コンサートは前日早々に中止が決まったが、矢沢永吉コンサートは18日夕に実行された。アーチストやファン層にあった分かりやすい結論である。

しかも矢沢コンサートは来られなかったファンには払い戻し、リスクについて自分で責任をとれる人だけ来てくださいという、これまた妥当なやり方。

しかし案の定、矢沢コンサート後は帰宅困難者が続出したようだ。タクシーがつかまらず、風雨のなか博多駅まで1時間歩くという。ロックだね~。

不要不急の外出を控えるよう気象庁が言っていたのだからやるべきでなかったという批判はあるだろう。しかし、マスコミからマイクを向けられた人が「すばらしいコンサートでした。自己責任ですから。」と名言を言っていた。

思い出すのは、浅間山に登ったときだ。活火山であるから、ときどき噴火のリスクがある。あるところまで行くとロープが張ってあり、そこから先は「自己責任で登ってください。」と掲示がしてあった。もちろん登った。

リスクがあるときに他人の人生に干渉してきて、やめろと声高々と言う人が増えた。ネットの匿名性の影響もあるだろう。しかし、自分の人生を自分で決める人たちに対して、外部からやめろと声高々に言うのはどうなのだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿