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2018年6月1日金曜日

残雪の北アルプス(5)


(八方尾根から北を望む。白馬三山)

 翌4月30日はやはり朝3時30分起床,4時前に八方池山荘を出発です。早出,早着が基本。5時ころ日の出なので,4時ころであればもうヘッドランプはいらないぐらいには見えます。

 きのう偵察したとおり,八方山ケルンを経て,八方ケルン。ここでアイゼンを装着するつもりでしたが,ツボ足のまま雪原に踏み出します。第2ケルンを経て,第3ケルンへ。夏であればここから八方池とその背後に白馬三山がのぞめますが,八方池はいまだ雪のなか。白馬三山はすこしずつ明るくなってきています。

 もうしばらくいくと,下の樺(しものかんば)。なぜか,このあたりだけ突然,ダケカンバの樹が数十本はえています。もう少し登ったところにもあるので,下の樺と上の樺と呼ばれています。カップルがアイゼンをつけて休憩していました。

 もうちょっと行けるだろうと通過したところ,後方が急に明るくなる感じがして振り返ると,ご来光です(写真は,「ロータリークラブ地区大会@宗像ユリックス」に添付のものです。)。太陽のパワーはすごく,日の出とともに身も心もあたたかくなります。太古の人類は毎朝,ご来光をまちわび,畏怖の念をいだいたことでしょう。

 下の樺を通過すると,右手に雪壁が。ここはさすがにツボ足では怖そうなので,アイゼンを装着。ピッケルとアイゼンで手場,足場を確保しながらよじ登ります。去年だったら恐怖をおぼえたくらいの雪面ですが,すこしずつ慣れてきました。

 あたりが明るくなり,左右に絶景がひろがります。右手は白馬三山です。積雪期にいちど登ってみたい。はたして登れるようになるでしょうか?
                         (つづく)

2018年5月31日木曜日

残雪の北アルプス(4)


(八方尾根から,右は五竜岳,左奥が鹿島槍ヶ岳)

 焼岳を下山してから,唐松岳を目指し,新島々,松本を経て,白馬へ。白馬駅から八方ゴンドラリフト駅へ。

 チケットを買うのに,登山届を要求されました。装備欄の記載がないとして再度書き直し,きびしい。
 ゴンドラとリフトを乗り継いで,八方池山荘へ。途中はスキー場なので,スキーヤーがいっぱい。

 八方池山荘は,水道工事中のため,営業していないとのアナウンス。
あれ?予約したのになぁ。
 トイレも使えないので,途中で用をたしていくようにとまで。あれれ,どうなるものやら。
 はらはらしながら山荘につくと,それほど不自由なく使えました。なあんだ。

 部屋は4人の相部屋。名古屋の1人,東京の2人と。名古屋の1人はぼくとおなじく明日登山予定。東京の2人は今日登ってきたとか。東京の2人は75歳と77歳。ですが,20キロはありそうなザックをかついで元気。さすがに白馬の温泉宿をさがす(連休中です)元気はなく,ここで一泊。77歳のおじさんからは,夏冬の山の情報をいろいろ教えてもらいました。

 きょうもまた夕食まで時間があったので,偵察にでかけました。八方尾根はゴジラの背中のような長大な尾根。過去にいくつかの悲しい遭難を経験し,要所要所に立派なケルンがあります。八方山ケルンを経て,八方ケルンまでは残雪はあるもののアイゼンをつかわずに登れそうでした。そこから先は大きな雪原がつづいていたため,偵察はそこまで。

 後ろ立山の稜線が登る方向に障壁をなしていて,登山意欲をかきたてられました。尾根の左手(南側)は,昨夏,いつものグループで登った五竜岳。そして,その奥はさらにその前に登った鹿島槍ヶ岳が荒々しい山肌に雪をまとって聳えていました。

 尾根の右手(北側)は,白馬三山。手前から白馬鑓,杓子,白馬。正面は唐松岳と不帰の𡸴が見えています。
 よし明日はがんばろう!           (つづく)

2012年8月7日火曜日

タカネナデシコby.福岡県筑紫野市の弁護士



 タカネナデシコ(高嶺撫子)
 ナデシコの仲間の多年草。高山種。

 唐松岳や五竜岳に登る登山道として
 八方尾根があります。

 白馬岳から南をのぞむと
 まっすぐに太い尾根がくだっていきます。

 むしろスキー場としてのほうが
 有名でしょうか。

 登山道といっても,1900mくらいまで
 ゴンドラやリフトでのぼれます。

 それぞれの乗・下車駅の周辺やリフトの斜面には
 いまの時期,たくさんの花が咲き乱れています。

 そのなかで
 ひときわ可憐に咲いていました。

 花言葉は
 純愛。

                    弁護士 浦田秀徳

2011年10月12日水曜日

 山の高齢者は元気



 八方尾根から唐松岳にのぼり、長い稜線を経て
 五竜岳山荘につきました。

 チェックインしようとすると
 なんだか困惑顔の先客が順番待ち。

 なんだろう?と思うと、70歳くらいのおばあちゃんが
 窓口の若いおにいちゃんと話ちゅう。

 きくともなくきいていると、いまから(2時ころ)
 五竜岳の山頂にのぼるべきかどうか協議中。

 山頂ふきんは数日前に降った雪がのこり
 特に早朝は凍結してすべりやすく危険。

 なのできょうのうちに登った方が安全であると
 おにいちゃんはいっしょうけんめい説得しています。

 でもおばあちゃんは、わしゃ長いこと歩いてきたけん
 疲れとんじゃ~などとなかなかこれに応じません。

 …5分けいか、…10分けいか
 どうも話がおわりそうにありません。

 山にのぼるべきかどうか結論をえるよりも、どうやら
 おばあちゃんは若い男性との会話を楽しんでいる様子。

 たしかに、われわれも窓口の若い女性との会話を
 楽しみむことがあります。

 でも、おばあちゃん
 はよ終わって。