菅第2次改造内閣が14日、発足しました。
憲法66条に、内閣は、法律の定めるところにより
その首長たる内閣総理大臣その他の国務大臣でこれを組織する。
憲法68条に、内閣総理大臣は、国務大臣を任命する。
内閣総理大臣は、任意に国務大臣を罷免することができる。
という権限に基づくものです。
最近相談に来られる方々は、借金の相談に来られるものの
借金を整理してもその後の生活のメドが立たない方が増えています。
借金のために夫が夜逃げし
女児2人をかかえてパート収入だけではとてもやっていけません。
生活保護などセーフティネットの稼働も象の歩みのよう。
なんとか手助けしたいものの
弁護士ができることにもかぎりがあります。
タイガーマスク(伊達直人)登場の背景には
日本の貧困が当時の状況と似てきたからだという説がありました。
内閣は、日本がおかれた時々情勢にのもと
憲法の一般的・抽象的な理念を具体化していかなければなりません。
憲法25条は
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生
の向上及び増進に努めなければならない。
と国や内閣にたいし要請しています。
日々弁護士業務をこなすなか
日本の貧困対策が待ったなしの課題だと痛感します。
菅第2次改造内閣には、是非ともこの課題に一日もはやく
実効的に取り組んでほしいと思います。
草の戸も住み替はる代ぞ雛の家
芭蕉