上田駅で新幹線を下車する。上田は3回目である。27日はまだ半日あるので、どうしよう?
山番組もすきだが旅番組もすきだ。「六角精児の呑鉄本線・日本旅」 「中井精也の絶景!てつたび」 「ニッポンぶらり鉄道旅」などをよくみる。
これらの番組で上田電鉄・別所線が紹介されていた。そこで上田電鉄・別所線で別所温泉へ行くことにした。なお、隠れ鉄ちゃんではないので、そこはよろしく。
上田というところは、北東から南西にかけて瓢箪のかたちをしている。中央のくびれ部分に上田駅がある。北東端にはあす登る予定の四阿山、日本百名山がある。南西端にはこれまた日本百名山の美ヶ原がある。 別所線は、上田駅から美ヶ原の麓へ向かって走って行く。終点の別所温泉駅まで15駅。地元の人たちが乗り降りする、ザ・ローカル線である。ここもさぞかし経営がきびしいだろう。
別所温泉駅、終着駅である。奥村チヨの歌の歌詞とはちがい、悲しい女が吹きだまっている様子はない。
別所温泉は、日本武尊が開湯したといい信州最古とされる。むかしは養蚕でにぎわっていたという。いまはそれはない。ひなびた温泉街である。
温泉街には安楽寺、常楽寺、北向観音といった塩田流北条氏ゆかりの古刹があり、信州の鎌倉と呼ばれる。
駅から10分ほど歩くと、温泉街に接して北向観音がある。堂が北向きにたつことから。常楽寺が本坊で、天台宗である。
善光寺は来世利益、北向観音は現世利益をもたらすということで、両寺を参拝することが必要とされる。
縁結びの霊木、愛染かつら。川口松太郎の小説『愛染かつら』のモデルとして有名になったという。
ハート形の葉や桂の木は秋にメープルシロップのような甘い香りをだすので、縁結びの霊力があるとされたのかもしれない。冬は葉を落とし、縁結びの霊力は感じられない。
芭蕉句碑。観音のいらかみやりつはなの雲
隣には北原白秋「春駒」の歌碑もあった。
愛染堂奥の広場からは、塩田平、上田盆地、その奥に四阿山と根子岳をのぞむことができた。
安楽寺。山号は崇福山、曹洞宗。
見どころは国宝、八角三重塔。1952年3月、松本城とともに国宝指定を受ける。長野県で初である。八角というのが珍しい。四重に見えるが、初重は裳階である。庇である。
大師湯。別所温泉には3つの共同浴場がある。石湯、大師湯、大湯である。それぞれ真田幸村、円仁、木曾義仲ゆかりとされる。
どれにするか迷ったが、堺雅人@『真田丸』を思い浮かべつつ、石湯につかった。入湯料300円。安い。
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