2019年2月19日火曜日
フクジュソウにあいに
先週末は,フクジュソウにあいにいきました。
毎年恒例で,いつもの弁護士仲間6人の参加です。
1日目は,仰烏帽子山。
あいにくの曇り空,かすかに雨がぱらつくなか,九州自動車道を南下しました。
いつもは有佐の辺から東にむかうのですが,峠道が凍結していると表示がでていたので,人吉から川辺川をさかのぼるルートをとることにしました。
五木村から西に向かうと元井谷へ橋をわたり,狭い林道をのぼってきます。落石が多く,ところどころ道路に石が散乱しています。
第1登山口に駐車。谷を登っていきます。台風・大水の影響か,去年とくらべてひどく荒れてしまっています。
それでもあちこちに黄色い花が。歓声があがります。
登山道の両側にたくさんの花が咲いているさまをみると,ほんとうに感動します。ただこの日は雨に濡れ,花もすこし元気がありませんでした。
山頂にむかうと,途中には石灰岩のカルスト地形が。鈴鹿の藤原岳もそうですが,フクジュソウは石灰岩が好きなようです。
山頂付近はすばらしい霧氷でした。ここでも歓声があがります。
途中,風穴からあたたかい風と水蒸気がでてくることを確認して,自然の不思議にしばし歓談しました。
その後,フクジュソウの群生地である仏岩を周遊して,もときた谷をくだります。
その夜は,五家荘の佐倉荘に泊まりました。おばちゃんの料理が絶品で,これまたなんども歓声があがりました。
2日目は,国見岳にのぼるか,上福根山にのぼるか迷いましたが,初参加のメンバーが2人いたので,上福根山にしました。
まずは,岩宇土山にのぼります。久連子の登山口からいきなり急登です。うんうんうなりながら登ると,まわりの山々の頂きも,霧氷で白く輝いています。久連子岳の直下には岩室があります。昨年はそこに多数の氷筍が生長していました。今年も楽しみにしていたのですが,暖冬のせいか,ちいさいのが一つかぎり。残念でした。
山頂で記念撮影し,豆田町の豆羊羹をたべて,上福根にむかいます。いちど下り,前山をこえて,林道のとおる峠から上福根の稜線にとりつきます。このあたり雪が残っていましたが,昨年にくればて少ない。霧氷ももうありませんでした。
そうしたなか,ようやく山頂。ばんざい。宿で作ってもらった絶品弁当をたいらげます。宿でおみやげにもらった蜜柑の味も格別。涌かしたコーヒーの味も格別。あちらこちらからキツツキが樹をつつく音がきこえてきました。
帰りは岩宇土のとりつきまで戻ります。そこから岩宇土の稜線を登らず,谷をくだります。
長い急坂をへとへとになりながら下ると谷がひらけ,白崩平にでます。もうそこはフクジュソウの楽園です。その日は天気もよく,花々が輝いています。写真撮影をするためになんどもしゃがみこんで足腰がくたくたになりました。
ようやく満足して,さらに谷をくだります。くだりでもあちこち花が咲いています。そこここで足をとめ,嘆賞しました。
いつもは五木村の日帰り湯に入るのですが,この日は人吉経由ということで,人吉の温泉に入りました。検索すると,しらさぎの湯がトップ。入浴料なんと200円。地元のおじさんたちと,山の話だけでなく,熊本城マラソン,人吉マラソンの話題で盛りあがりました。
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