すこし時期が遅れたけれども、5月の連休に残雪の槍ヶ岳(3180m)に登った。松本への前乗りと山中山小屋に2泊3日の行程である。
春の北アルプスはときに積雪もあり真冬のごとき様相を呈する。天候や残雪の状況などコンディションの見きわめが大切である。
当初4月26日出発の予定だったけれども、あまりにも天気予報が悪かった。ここは無理をしてはいけない。天気予報の回復をまち4月28日まで出発を延期した。
博多を出発して新幹線で名古屋まで。名古屋から特急しなので松本まで。3時間プラス2時間で5時間ほど。
飛行機で松本までFDAが運行しており早くて楽なのだけれども、天候不良による計画変更ができないので電車を利用した。とはいえJRが連休中ののぞみを全席指定にしたので、電車の計画変更もままならない。
松本で一泊して、朝一(5:30)のバスで上高地へ。このバスも前もって予約が必要である。予約しそこなうと、あとの計画が大幅に遅れてしまう。
上高地には7:00到着。この日は終日どんよりとした曇空である。山中2泊3日の全部が晴れてくれればそれに越したことはないが、最悪3日目だけ晴れてくれれば怪我はしないで帰ってこられる。
写真はバスセンターから梓川河畔にでたところ。河童橋ごしに明神岳、左手が奥穂高岳。岳沢上部はガスがかかっている。山頂部は前日30センチメートルの積雪をみたという。この日も曇天のあいまに雪が舞っていた。
きょうは宿泊予定の槍沢ロッジまで4時間半の行程である。
バスセンターを出発して1時間で明神。最初の休憩ポイント。このあと徳澤、横尾と1時間おきに山小屋のある休憩ポイントがある。
横尾までは一般観光客も散策することができる。明神まではたくさんいて、徳澤、横尾と進むにつれ、登山者だけになっていく。
名前のとおり、明神(旧穂高)岳をご身体として穂高神社の奥宮がある。本宮は松本からJR小糸線で30分ほど北へ行った安曇野は穂高駅ちかくにある。
ちょっとまえにブラたもりでやっていた。阿曇族は古代有力な海人族で、福岡の志賀島を本拠地としていたという。
梓川ごしに明神岳(2931m)。穂高連峰の1角。5つの峰からなる。一般登山道はなく、夏でも登れるのはロッククライマーのみ。
フキノトウがたくさん咲いていた。天ぷらにするとうまいけれども、国立公園のなかゆえ採れない。
明神から先の登山道。落葉樹は葉を落としたままである。
これらは徳澤の手前の森にいた連中。仲よく毛繕いをする母子、ブルーな娘、警戒する若者といったところか。
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