横尾山荘から槍沢ロッジまで、氷河が削ったV字谷をつめていく。いまも大量の雪解水が谷を削っている。
槍沢一ノ俣。梓川に支流が合流するところ。一ノ俣からは渓谷の奥に常念岳をのぞむことができる。
昨年行った大天井から常念へ向かうコースの途中、手前の深くえぐれている谷が一ノ俣の源流部である。奥は右から槍穂連峰。凹んでいる部分が大キレット。
槍沢ロッジ。きょうの宿泊小屋。すぐ横を梓川・槍沢が流れているため、山小屋としては珍しく水が豊富。そのためこれまた珍しく風呂がある。燃料節約のため、男女にわかれて、それぞれ1時間ずつの間に入浴しなければならない。もちろん水質保護のため、石鹸類は使用禁止。
小屋にザックを置いて、馬場平まであすの偵察。葉を落としたダケカンバの樹影が美しい。
ロッジをすぎると、右手赤沢山の斜面から雪崩れてきた雪渓と、雪渓に取り残された林の地形が交互するようになる。雪渓上部から振り返ると、蝶ヶ岳をのぞむことができた。斜面は森になっているので雪がすくなそうにみえるが、登ってみると結構な雪量である。
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