2025年6月23日月曜日

残雪の槍ヶ岳(11)ふたたび上高地

 

 肩の小屋を7時に出発、11時に上高地の東端である横尾にようやく到着。ここまで来ればもう安全・安心だ。転倒しても大けがはしない。バスセンターまであと3時間の行程だ。

 梓川の向こうに前穂高岳がみえる。登りと異なり、よい天気だ。あすは天気が崩れるので、前線の前衛の雲たちがとおりすぎていく。


 『氷壁』の舞台となった前穂東壁も鮮やか。


 横尾から1時間歩いて徳澤。徳澤園でカレーを食べた。


 梓川の河川敷が広くなる。川向こうに前穂と明神岳。






 またまたニホンザルの群れにであった。母子、兄弟姉妹、ひとりもの。のどか。


 徳澤からさらに1時間で明神。この奥に穂高神社奥宮がある。背後は明神岳。


 ヒキガエル。神の使いか。宝満山の固有種ではないので、上高地にいたって不思議ではない。夜行性なはずなのだが、春の陽気に昼夜逆転か。


 清水川の清流。流れにゆれるバイカモの緑が美しい。


 肩の小屋から7時間で河童橋。梓川の清流、エメラルドグリーンにしびれる。いまだ雪深い岳沢、その向こうに奥穗高岳やロバの耳とジャンダルム。よい天気で美しい。

 この日自宅に帰り着いたのは24時だった。4時半起床だったから、20時間半の大旅行。疲れたが充実の一日だった。明日から仕事だ。

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