肩の小屋でしばし休憩したのち、槍の穂先をアタックする。今回の登山で最難関なポイントである。
登り終えた人たちにインタビューする。今日の穂先のコンディションはどうなっているのか?ピッケルは必要かアイゼンは必要か?
やったー、登頂である。3180m。日本第5位。もちろん百名山。
困ったことに意見はバラバラだ。自分と同等の技術と経験とおぼしき人の意見にしたがい、ピッケルは持たず、12本歯アイゼンは装着していくことにした。
穂先の9合目あたりに先行者が登っているのが見える。赤いウェアだ。下からだとほぼ雪や氷がないように見える。しかしそうではない。
登る途中は怖いので、写真撮影どころではない。5合目あたり。なんとか1枚撮ることができた。肩の小屋が小さく見えている。
最後の登りは鉄製ハシゴである。12本歯アイゼンがじゃまになる。爪先がハシゴの段にひっかかりそうになる。金属がすれあう音がまた恐ろしい。
穂先には祠がある。無事の登頂を感謝する。とともに無事の下山も祈願する。しっかり祈る。
北は、黒部源流の山々、裏銀座から立山・劔までの山々を望むことができる。
穂高連峰。手前は南岳と大キレット。残念ながら黄砂の影響で霞んでいる。
山頂からは360度ぐるりのビュー。どの方向も大絶景である。
まず、登ってきた方角。肩の小屋の向こうには飛騨の名峰、笠ヶ岳が美しい。手前の谷には新穗高温泉郷がある。
東を望むと、左のピークが大天井岳、右の円錐形が常念岳である。大天井岳からはこちら(左下)の槍ヶ岳に向かって東鎌尾根が伸びている。表銀座のハイライトである。
北は、黒部源流の山々、裏銀座から立山・劔までの山々を望むことができる。
右の黒いのが黒岳、稜線沿いに中央ちかくが鷲羽岳のその奥の白いのは薬師岳だろう。
奥の霞んでいるのが立山・劔。手前は赤牛だろう。
後ろ立山連峰。いちばん奥が白馬。
小槍。♪アルペン踊りを踊りましょ
穂高連峰。手前は南岳と大キレット。残念ながら黄砂の影響で霞んでいる。
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