雪交じりの雨がふりだしたので倉敷観光を切り上げ、岡山へ。駅前では例の人たち、もとい人と動物たちが迎えてくれた。
この像があるからといって、桃太郎が岡山の話であるとはかぎらない。岡山のほかにも、うちこそが本家だと名乗っているところがある。しかし文化庁は『「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま』の名称で日本遺産として認定している。
桃太郎が岡山の話であることの根拠とされるのは、①吉備団子、②桃、③吉備津彦命の温羅胎児伝説である。
①は岡山の旧国名=吉備と吉備団子を結びつける説。しかし、吉備団子は古くはとう団子と書かれていて本来的な関係はないらしい。その他も同様。なにせ、にほんむかし話の登場人物であるゆえ、決め手はないようだ。
岡山城は国指定の史跡。城主は、戦国時代の宇喜多氏、関ヶ原後の小早川氏、江戸時代の池田氏と変遷している。
北側から東側へ迂回して旭川が流れ、天然の堀をなしている。北側の川向こうに後楽園がある。
別名、烏城。黒漆塗りの下見板に白い格子窓のとりあわせが美しい。
明治に入り、御殿・櫓・門の大半が取り壊され、天守も大戦時に消失している。
国破れて山河あり、城春にして草青みたり。
0 件のコメント:
コメントを投稿