2025年5月8日木曜日

如意ヶ嶽・大文字山@京都一周トレイル東山コース(9)

 

 花の道を行くと如意ヶ嶽に着いた。472m。東山36峰の11番目。

 そこからひとくだりすると、大文字山。465.4m。如意ヶ嶽の西側の支峰。怪鳥会メンバーには京大出身者が2人。うち1人は合気道部、部活の訓練でこの山に駆け上がっていたとか。


 絶景である。左上の緑は御所。その手前を北南に長い緑は鴨川。御所の北東の緑地は下鴨神社。中央左上の緑地は吉田山である。

 大文字山は、文字どおり、京都五山送り火のうち「大文字」が灯される。手前にコンクリートの構造物がある。これが火床である。


 火床が並んでいる横を下る。このあたりは「大」の字の2画目の書き始めのあたりである。


 1画目の中央部を過ぎると、3画目の右はらいの部分になる。


 右はらいの部分をくだりきって下から見上げると、こんな感じ。


 千人塚。太平洋戦争中に掘ったところ多数の遺骨が出土した。1549年、足利義輝が京都奪還のための戦で三好長慶に敗れた際の戦死者らしい。


 大文字を下りきると、慈照寺銀閣寺前にでる。そこから西に進むと京大界隈である。振り返ると、大文字山の大の字が見える。2画目の上部から、1画目の中央点を経て、3画目のはらい終わりまで下りてきたことになる。

 2画目のはらいに沿って下りたほうが近道だった気がする。合気道部のメンバーはいつもこの山を駆け上っていたのであるから覚えていてもよさそうなものであるが、コースの詳細を覚えていないらしい。30年前のことであるから。

 人のことは責められない。自分も教養部時代、毎日のように南公園の階段を駆け上っていたのであるが、いまやどのコースをたどっていたのか思い出せないのであるから。

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