昇仙峡入口・長瀞橋でバスをおり、上流部に向かって歩きはじめた。
昇仙峡は甲府盆地の北にある。富士川の上流、荒川が削った峡谷である。富士川は日本三大急流の一つであるが、荒川も名前のとおり荒れる川なのだろう。われわれが行った日も前日までの大雨の影響か濁流であった。
昇仙峡は特別名勝、国内有数の景勝地である。耶馬溪に似ている。お奨めは紅葉のころ。この日は蒸し暑く、熱中症への警戒が必要だった。
ユリの王、ヤマユリ。あちこちに咲いていた。
ホオの木。
荒川が花崗岩の山を削り、奇岩が多い。それぞれに名前がつけられている。
きのうAIくんも紹介していた仙娥滝(せんがたき)。落差30m。日本の滝100選に選ばれている。仙娥とは、中国神話に登場する月に行った女性蟐娥のこと。中国版かぐや姫か、あるいは輸入元か。
滝の上部にはロープウェイがある。山頂パノラマ台駅からは富士山を望むことができた。
山頂からは北方に日本百名山の一つ、金峰山2599mを望むこともできた。とても美しい山容だったので、こんかいの旅で登ることに決した。
金峰山は古来から山岳信仰を集め、昇仙峡は甲府からそこへ向かう御嶽道であったようだ。
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