お盆のあいだに
高校の同窓会がありました。
人はなぜ同窓会にいくのか?
そこに同窓会があるからだ!
というのは
ちょっとちがいますね。
ぼくのばあい
懐かしい自分に出会うために行くという感じでしょうか?
E・H・カーのひそみにならえば
「同窓会とは,現在の自分と過去の自分との対話だ」みたいな。
こんかいも
いろいろ面白い出会いと対話がありました。
同級生のはなしによると
こんなことがあったというのです。
1年の学園祭に『杜子春』の劇をやることになっていたのに
みんながこれに協力しなかった。
そのため,学級委員長がおこって
学園祭出場を棄権してしまった(その代わり,ハイキングに行った)。
これは当時,そうとう大きな出来事だったはずですが
ぼくはすっかり覚えていませんでした。
こんな大きな出来事をわすれてしまっていたことに
つよいショックをおぼえました。
また自分というもののなりたちの不思議さに
驚かされました。
人はいろいろな経験をもとめて
映画をみたり,旅行にでかけたりします。
でも同窓会にまさる経験は
他ではちょっと得られないのではないでしょうか。
弁護士 浦田秀徳
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