オオシラビソ(大白檜曽)
マツ,モミの仲間の常緑針葉樹。
日本の特産種,別名アオモリトドマツ。
九州では見ることができません。
火打山も十二曲りを登ると
ブナやミズナラの落葉樹がなくなり
稜線沿いに
オオシラビソがあらわれます。
一般に白山より東の中部山岳地帯では
1,500mを超えた亜高山帯で生育しています。
そこらへんになると
落葉広葉樹では雪と寒さに耐えられないのでしょう。
葉をみたときに
枝がみえるのがシラビソ,そうでないのがオオシラビソ。
写真をみると
枝がみえないので,オオシラビソです。
モミやツガなどともよく似ているので
最初はなかなか区別が難しい。
日本海側の山々ではオオシラビソのほうが元気。
多雪につよいのでしょう。
独特の芳香があり
これに出会うことが山歩きの楽しみのひとつです。
松ぼっくりのような実を樹の先端付近につけ
高い樹になると撮影がむずかしい。
さらに登っていき森林限界付近になると
オオシラビソも背をまるめ低木のよう。
さらに行くと
高山帯となりオオシラビソは見られなくなります。
ちょっと寂しいけれど,それは一時的。
帰りにくだっていくと,また出むかえてくれます。
ちくし法律事務所 弁護士 浦田秀徳
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