(雲仙・国見岳)
ここのところ日曜の帰りが遅く
きのうも大河ドラマ『平清盛』を見損ねました。
いったいどうなっているのか?ふつうのドラマだと
2回も見損ねると,筋がわからなくなります。
そんな方にお奨めなのが
『ビギナーズ・クラシックス 平家物語』(角川書店=編)。
角川文庫1冊で,平家物語の全ストーリーを現代文で
読みどころを古文と現代文の両方で味わえます。
読みどころにはもちろん,梶原景季と佐々木高綱による
宇治川の先陣争いを描いた「宇治川」や
熊谷直実が息子ほどの平家の貴公子・敦盛を涙ながらに討つ
「敦盛最期」なども含まれています。
私のまわりにも梶原さん,佐々木さん,熊谷さんらが
おられますが,このころからの名族なんですねぇ。
これら読みどころは,中学校だったかで習ったわけですが
こんな面白い話が学校で習うとなんであんなに退屈なのでしょう?
京都に行くとよく嵯峨野にいくわけですが
仲国が想夫恋を奏でる小督を発見する「小督」(渡月橋北に小督塚),
怨念を超えた祇王と仏御前の友情物語である「祇王」(祇王寺),
『滝口入道』の題材となった「横笛」(滝口寺)などのエピソードも。
乱世にあっても美しく生きることの大切さをあらためて
教えられます。
みなさまもどうぞ。
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