さる自治体の審議会の学識経験者委員をおおせつかっている関係で
熊本駅周辺地域整備事業の視察に行ってきました。
熊本駅というと
私にとってもひとかたならぬお世話になったところです。
弁護士になって以来
南九州税理士会違法政治献金(牛島税理士)訴訟
水俣病第3次訴訟、ハンセン病訴訟と
手がけた大型訴訟だけでもほとんど熊本に関係しています。
薬害肝炎の関係でも、実名原告さんを排出した高名な産科があり
証人尋問やその打合せ等で訪れました。
一般事件でも、さる高名な方の脱税事件をはじめ
消費者事件などで出張した思い出があります。
熊本の裁判所は上熊本駅が近いのですが、全部の特急が停まるわけでは
ないので、熊本駅までタクシーでとばしたりしました。
熊本市内にあった故・牛島先生の事務所で打合せをしたり
おごっていただいたりしました。
ハンセン病訴訟の期日帰り、駅前の地ビール館で
弁護団のみなと、その日の戦果を自慢しあったりもしました。
特急電車のなかで、立ち飲みをしながら
その続きを語り合ったりもしました。
それが九州新幹線に乗車して
わずか半時間で熊本駅に着。
駅と周辺は大きく変貌していました。
いまだ在来線の高架工事中でさらなる変貌が予定されていました。
九州新幹線の全線開業や熊本市の政令指定都市化などを
にらんだインフラ整備ということのようです。
時代の変化にあわせて
新旧交代はやむをえないところもあるでしょう。
でも諸々の思い出と一体となった旧熊本駅の面影が
なくなってしまうのも、ちょっと寂しい気がしました。
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