2011年10月31日月曜日
岩戸神楽@長野阿蘇神社
先週末、いつものお仲間で阿蘇山の高岳・中岳に。
晴男の私ですが、とりあわせの問題か?雨に。
山行はぜんぶ雨のなかでしたが
みな元気でした。タフな連中です。
宿泊は南阿蘇の地獄温泉・清風荘
混浴・すずめの湯をはじめ、いい温泉です。
料理も囲炉裏を囲んで
シシ、カモ、ヤマメや新鮮野菜など。うまい。
計画になかったのですが、宿から
「きょう、お神楽があるので行きませんか?」とのお誘い。
温泉につかってまったりと話すというほうがいいかなとも
思ったのですが、みなの意見もきいて参加することに。
これが大正解
得がたい体験でした。
場所は、清風荘から車で10分ほど下った
長野・阿蘇神社。
いくと神楽舞台がしつらえられ
出店も出るなどお祭り気分がいっぱい。
観衆は舞台内外に100人弱くらいだったでしょうか
地元の人とおぼしき人7:観光客3くらいか?
演目は①八岐大蛇、②剣舞、③天の岩戸、④柴引荒神…
送迎の関係で、最後の神楽は見損ないました。
えーと、えーととヘタウマな解説があって
笛・太鼓の音色に乗せてお神楽がはじまります。
笛・太鼓というのは
われわれの古い能や腹を心地よく刺激してきます。
地元の人たちにとっては、かつて知ったる役者さんたちで
それが小中学校の学芸会のような雰囲気をかもし、いい感じ。
写真はヤマタノオロチを退治せんとするスサノオ
そのあたたかく包み込むような・おおらかな舞はすばらしい。
剣舞は地元の中・高校生たちが凛々しく舞います。
親戚一同がはらはらしながら応援している様子が伝わります。
(中略)
われわれにとってのクライマックスは柴引荒神
これが観客参加型の出し物で絶品。
ストーリーは荒神が柴を集めてきて神前に供えるという
単純なもの。
ただし、5本ほど舞台に置かれた柴には、地元の子どもたちが
「土」として張りつき、抜かれまいと必死の抵抗をします。
それも、荒神さまは簡単に引き抜きにかかりません。
じらしにじらし…、子どもたちのバクバクが伝わってきます。
いざ抜くときは聴衆と舞台が一体となって、かけ声をかけあい
クライマックスを迎えます。
途中、餅捲きまであって、私もひとつキャッチできました。
きっと良いことがあるはず。
餅捲きをする人も地元の子どもたちで
「○○ちゃん、こっちこっち。」などと不正?横行もまた楽し。
思いがけず
「千と千尋の神隠し」体験でした。
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