2018年11月16日金曜日
経営者仲間で九重登山(1日目)②
(阿蘇五岳・仏の涅槃図)
沓掛山のくだりは,このコース最大の難所といってもいいかもしれない。しかし,ハシゴがかけられたりしていて,慎重にいけば問題ない。
沓掛山を越えるとあとは,まあなだらかな登りがつづく。扇が鼻の分岐についた。「鼻」というのは,文字どおり,ピークではないけれど,山が横にでっぱったところだ。それが扇のように広がってみえる。ミヤマキリシマの季節には,ほかより早く花がみれる。こんかいは花の季節ではないので,スルーする。
そこから左手には星生山の尾根がのびてきており,登れるようになっている。しかし,こんかいはこれもスルー。
しばらくいくと西千里という広いところにでる。「千里」というのは,山のなかで広々としたところだ。阿蘇の草千里などが有名だ。星生山のお椀のふちとするなら,その底だ。ひろびろとしていて気持ちがいい。だれかが大江千里などとわけのわからぬギャグをとばす。
またしばらくいくと,前方に岩がゴロゴロした隆起がみえる。やがて右手に久住山の三角錐が姿をあらわす。
岩のゴロゴロを乗り越すと,急に視界がひらけ,久住わかれだ。トイレもある。人もいっぱいだ。慎重にくだる。
星生山のむこうは白い山,白い噴煙があらわれる。硫黄山だ。その右手にはひろい谷がひろがり,奥に三俣山がみえる。三俣山の麓あたりが北千里だ。
正面から冷たい風が吹いてくる。南側に風を避けて,お弁当にする。正面に阿蘇山,左手に久住山がみえて絶好のロケーションだ。ご飯がおいしい。山頂には人影がちいさく見えている。
お腹がふくれてひとごこちついたところで,最後の登りだ。左手に天狗が城をみながら,ひと登りすると,その奥に中岳が姿をあらわす。感覚的には久住山のほうが高いように感じる。
久住山を左から回り込むようにして登る。最後の登りがきつい。たくさんの人が登っていき,山頂からはたくさんの人がおりてくる。あとひといきだ。
ついた-。360度の大展望がひろがった。
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