先週12月7日(木)は,福岡南ロータリークラブの60周年記念式典に参加しました。太宰府ロータリークラブ会長としてのご招待を受けていました(福岡南クラブとは,国際ロータリー第2700地区第4グループでご一緒しています)。
福岡市博多区のホテルオークラ福岡で,午後4時30分からでした。
余興が盛りだくさんで,とても楽しい会でした。
なかでも印象に残ったのは冒頭,博多の芸妓「博多券番」さんがオールスターで,祝いの席を盛り上げたことです。
最初の曲は『石橋(しゃっきょう)』でした。祝言の舞です。紅白の獅子をもった芸妓さん2人が舞い踊りました。
『石橋』の筋はこうです。中国で修行をしていた寂昭法師が清涼山の石橋を渡ろうとすると,人が容易に渡れるものではないと止められ,橋の向こうは文殊菩薩の浄土であると教えられます。
やがて,橋の向こうで菩薩の使いである獅子が現れ,香り高く咲き誇る牡丹の花に戯れ,獅子舞を舞うのです。
これまでの私だったら,なんのことやら分からなかったと思いますが,さいきんは謡曲をすこしかじっているので,おそらくそうだと受けとめることができました(むろん謡曲そのままではありません)。物事を学ぶと世界がひろがり,人生がより豊になるなぁと思えた時間でした。
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