月がかわりましたね。
いつですか?(さっきです。)
山歩きをしていると
ローカル線のお世話になることが多い。
1日に5本くらいしかないところを
なんとか時間ぐりをします。
もっと本数増やせよな~とか思うが
乗客数をみるとそうもいかないか~みたいな。
フェイスブックをやっていると
意外と鉄ちゃんという種族が多いと知る。
稀少なスナップを掲載しあっては
たがいに品評しあったりされている。
ボクもたまにSLにであったりするとシャッターを切るが
深入りすることはなく,そのときかぎりになりがちだ。
やはりどこか
センスがちがうのでしょうね。
そんななか,真保裕一さんの
『ローカル線で行こう!』(講談社)。
真保さんといえば『連鎖』,『取引』や
『ホワイトアウト』,『アマルフィ』などが思いうかぶ。
その真保さんも意外と
鉄ちゃんだったか。
タイトルはもちろんジャズあるいはゲームの
「A列車で行こう」のもじりだろう。
そう思いながら読むと
まず裏切られる。
ローカル線と地域の再生物語
なのである。
赤字で廃線ぎりぎりのもりはら鉄道を
あたらしい人材,あたらしいアイデアで再生させる。
バラバラだった人心がまとまっていくところは
なんども涙がでた。
経営学の教科書より
よほど参考になる。
ん,そういえば
もしドラに似ているかも。
などと思いながらつらつら読んでいると
後半,期待はみごとにまた裏切られる。
なんと真保さんの本線に
ストーリーは戻ってくるのである。
料金1575円,429頁の極上の旅
あー楽しかった!
連休はどこも人が多くて出かけたくない
という方に,お奨めです。
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