2012年11月15日木曜日
ま,いいか。
(丹沢からのぞむ相模湾,江ノ島,三浦半島,東京湾)
そこには衝撃の事実が!
そして,CM
その後あかされる事実
が,さして衝撃的でない…。
さいきんの安易なTV番組のつくりだけれど
本日の展開に衝撃を受けなかった方,ごめんなさい。
さて,和歌でも音楽でもなんでも巧みな藤原公任が
源氏物語の作者・紫式部に「若紫さん」と話しかけた。
さて,この場面
どうとるのか?
『源氏物語』という大きな伏線があるので
てっきりツヤっぽい場面かと理解した。いや,していた。
ところが,である。
じっさいは宴会の場面。
これは意外。
(ここ,衝撃をうけるところ)
当世,古典の日となった
11月1日は
道長の娘=中宮彰子が天皇の子(男子)を産んで50日
そのお祝いの日だったようだ。
その宴会の様子を紫式部が怜悧な観察眼で記録したもの。
それが11月1日の記事だ。
宴会の様子は
当世とあまり変わらない。
右大臣(いまなら,副総理?)は女官たちめがけて
さんざんな乱れよう。いまならセクハラおやじだ。
右大将(いまなら,○○大臣?)は女官たちに近より
裾や袖口にのぞく衣のチェック。
これもセクハラか?とおもいきや
贅沢をしていないかどうかの検分らしい。
(右大将は酒席でも公務にまじめな
堅物だということ)
杯をもらうとみな芸を披露しなければならないようで
順番がちかづくとそわそわし,祝い言葉でやり過ごす…。
などなど。
いまの宴会風景とかわらない。
そうした酒の席で
公任が紫式部にジョークをかました。
という風情なのである。
まったくツヤっぽくない。
残念。
(なにを期待していたのか?)
法律でもって定めた
古典の日。
その起源がこんな宴会場面でいいのか?
ちょっと心配になった。
でも酒の席でのことだし
ま,いいか。
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