ミヤマキリシマ(深山霧島)。
ツツジの仲間。
1909年に植物学者・牧野富太郎が霧島に
新婚旅行にきて発見,そう命名したとか。
坂本龍馬も新婚旅行で霧島を訪れ
「きり島つゝじが一面にはへて実つくり立し如くきれいなり」と。
ツツジに比べて花が小さく可愛らしく
紫紅、桃、薄紅など色のバリエーションがあり楽しい。
枝がよく分岐して横に広がり
一つの枝の先端に3つぐらい花を咲かせます。
名にし負う霧島だけでなく
阿蘇、九重、雲仙、鶴見など九州各地の高山で見られます。
雲仙では,雲仙つつじと
呼ばれています。
花が満開になると,じゅうたんのように咲き
全山ピンクという情景には息をのみます。
山を登っていって中高木の樹林帯を突き抜けると
腰くらいまでの低木で,山をおおっています。
火山活動により生態系が撹乱された山肌で
旺盛な生命力を発揮しています。
環境が落ち着いてくると
他の中高木に取って代わられるよう。
九州の山々に咲いているということは
九州の火山がまだわかわかしいということでしょうか。
ちょうどいまごろから花が咲き
梅雨前に見られるか,いつもやきもきします。
雨だけでなく,年によっては花数がすくなかったり
虫がついたり,やはりやきもきします。
花言葉は,節制,自制心
ことしも美しい花をみせてくれるでしょうか。
ちくし法律事務所 弁護士 浦田秀徳
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