2012年2月3日金曜日
役の行者 by.山歩きの好きな福岡の弁護士
きょうは節分ですね。
節分とは、季節を分けること。
つまり、季節の始まりの日の前日のこと。
つまり、明日は、立春です(なので、雪よ、やめ!)。
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じるんですね。
(たしかに、風邪をひきやすい)
それを追い払うために
悪霊ばらいの行事が必要なわけです。
ふつうは豆まきですね。
「鬼はそと!福はうち!」
鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払います。
なぜなら、マメ=魔滅だから(あはは)。
でも福岡県の太宰府市や筑紫野市あたりは
ほんとうなら豆まきはしなくてもいいくらいです。
なぜならまず
フクオカケン=「福多かけん」だから(あはは)。
それからさらに太宰府市や筑紫野市は
北東の方角を竈戸神社が守っているから。
鬼は北東=丑虎(うしとら)の方角からやってくるんですね。
だから、鬼は牛の角をもち、虎のパンツをはいています(あはは)。
ほんとうですよ!京都と比叡山・延暦寺の関係もおなじ。
大宰府(都府楼)もこれにならったわけです。
延暦寺をつくった伝教大師・最澄も
唐にわたる前に、宝満山で修行をしています。
中宮跡から男道をいくと、すぐ左手に羅漢道がわかれ
そこをいくと、伝教大師が修行した窟があります。
というわけで、霊験あらたか。
ですが、念のため、豆まきをすることまでは止めません。
さて、宝満山は「婚活パワースポットだった!」シリーズも
きょうで、いよいよ最終回。
中宮跡から石段方向へくだらないで
ちょっと左手にいくと行者道があります。
行者道をくだると鳥越(鳥追)峠に出ます。
そこをまっすぐに登りかえすと、愛嶽山(おたけさん。432m)。
愛嶽神社の祠があって、左手(向かって右)に
役行者(えんのぎょうじゃ)の石像が写真のとおり。
本名は役小角(えんのおづの)。
飛鳥時代から奈良時代に実在した呪術者。
修験道の開祖。葛城山・金剛山、熊野・大峰山などで山岳修行を重ね
吉野(金峯)山で金剛蔵王大権現を感得しました。
平安時代から、山岳信仰・修験道が人気となり
役行者と呼ばれるようになりました。
八犬伝にも登場するなど
伝説的なパワーを発揮します。
役≒縁なので
彼も婚活・婚後パワーを授けてくれることでしょう。
ちなみに、わが事務所では、私の担当事務局になると
結婚か出産かのご利益があるという伝説があります。
これまで担当になった事務局は担当期間中に
ほぼみな結婚か妊娠をしました。
おそらく私が宝満山に登ることによって
宝満山のパワーをなにがしか持ち帰っているためでしょう。
4月から異動があるのですが
どうやらその期待もあるようです。
かくてまた
宝満山に登らねば!(うふふ)
ちくし法律事務所 弁護士 浦田秀徳
0 件のコメント:
コメントを投稿