宝満山には太宰府側と筑紫野側と宇美町側に
それぞれ登山口があります。
山はだいたい都府県や市町村の境になっているので
各在所から登れることがふつうです。
たとえば、宝満山の北には三郡山がありますが
三郡とは筑紫郡、糟屋郡、嘉穂郡のことです。
九重山のばあい、北麓に九重町、南麓に久住町があったことから
どちらの表記を用いるかという大問題がおきたりしました。
現在では、火山群を指す場合に「九重山」を用い
その主峰を指す場合に「久住山」を用いるのが一般的。
山によっては村毎に別々の祠をたてて
神様を祀ってあるところもあります。
話が脱線しましたが
宝満山。
私は筑紫野市民だからというわけでもないけれど
筑紫野側から登ることが多いです。
筑紫野側は人もすくなく、階段もなく
川や滝、岩などの景観にやや分があるようです。
カモシカ新道・大谷尾根コース、猫谷川新道コース
提谷コースなどバリエーションもそれぞれ楽しい。
下りは太宰府側がふつうで
たまに宇美側にくだったりします。
太宰府側にくだるのは交通の便と
お茶屋で梅が枝餅を食べて一服するためです。
さてこの時期、宝満山も紅葉していますが
京都嵐山のように全山紅葉というわけにはいきません。
提谷コースを登り、百日絶食の碑からさらに
金の水方向へ直登すると、紅葉谷があります。
たしかに、紅葉はありますが、昔はいざしらず
いまは樹高が高すぎ、やや名前負けでしょうか。
宝満山の紅葉はやはり、谷筋を苦労しながら登っていくと
思わぬところで歓迎してくれる、という感じがいいですね。
(昨日、今日の写真は猫谷川新道コースにて
一昨日のは提谷コースにて)
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