映画「ツレがうつになりまして。」(佐々部清監督)
観ました。キャナルで。
「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」かどうちらか
と思って行ったところ、時間の関係でツレうつに。
こういう情況に流された選択も悪くありません。
実際、正解でした。
夫の鬱病と向き合って生きる夫婦の物語
宮崎あおいさんと堺雅人さんのコンビで。
堺さんは、倒産しそうでリストラつづきの外資系ソフト会社の
電話苦情窓口という誰でも鬱になりそうな職場と仕事。
日ごろ几帳面な性格もわざわいして、病状が悪化
寝ぐせに気が回らないほど。
宮崎さんは、売れない漫画家。経済的に追い詰められて編集者に
仕事を懇願するはめに。
その際に、出た言葉がタイトルの「ツレがうつになりまして。」
これこそ、鬱に正面から取りくむ心からの言葉なのでした。
骨董のガラスビンについての比喩、「割れなかったから今ここにある」
というのは宮崎さんのお気に入り。
私も下り坂のときはできるだけ何もしないでやりすごし
あまり藻掻かないようにしています。
宮崎さんと堺さんのコンビは、じつにほのぼの。
これだったら、鬱からの回復は容易でしょう。
でも宮崎さんがつれ合いだったら
そもそも鬱になどならないような気もします。
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