2011年10月5日水曜日
一人一人が生き生きと働くために
3日(月)は福岡中小企業家同友会の
研修会でした。
同友会の例会では仲間の経営者が体験報告をおこない
それを題材に自社の問題をグループで議論します。
そのグループでの議論の仕方について、いかにすれば
より掘り下げた議論ができるのか?についての研修会でした。
ただ抽象的に議論をしても上滑りするので、有限会社Branchesの
権藤光枝さんに経営体験をまず報告してもらいました。
テーマは「社員の一人一人が生き生きと働くために」
権藤さんは自信が美容師時代に、保育所のサービスが不十分で
うまく働けなかった体験をもとに認可外の保育所を起業しました。
利用者の目線で保育所のサービスを見直すという
経営理念で現在4か所の保育所を経営されています。
とはいってもそれは実際には24時間保育の実現であったり
土・日も保育を実施することであったりするわけです。
これは保育所で働く人にとっては
なかなか大変なことです。
お金のためにしかたなしに働く
というだけではつらくてしかたないでしょう。
そこをどうしているのか?
まず、働く母親が利用者ですから
保育を通じて彼女たちを支援するわけです。
そこの理念の尊さを社員のみなさんに
理解してもらいます。
さらに、ここがすごいところですが
社員さんとともに人生の目標を一つ一つ確認します。
仕事、家庭、健康、教養、精神、経済という
6分野にわたって。
この作業を通じて
自分の人生と仕事の目標をリンクさせていくわけです。
やらなければならないことをリストアップし
優先順位をつけ、目に見えるようにして実現していきます。
こうして社員さんたちにとって
仕事が楽しくやりがいのあるものへ。
一人一人が生き生きと働ける職場づくりがなされ
それがより良い保育サービスの実現に結びついていきます。
これにより09年全国商工会議所女性連合会主催「第8回女性企業家大賞」
最優秀賞・日本商工会議所会頭賞を受賞されています。
わが事務所ももっと一人一人が生き生きと働ける
職場に変えていく必要があるなぁと教えられました。
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