2011年9月26日月曜日
山小屋の恐怖の一夜
朝方、めっきり冷え込んできました。
クールビズ期間ながら、上着なしでは寒いくらい。
さて連休後半、みなさまはいかが過ごされたでしょうか?
ほんとうによい天気でしたね。
今年は週末ごとに台風や大雨が襲来し
旅行や登山などの業界はさんざんだったようです。
われわれ旅行や登山する側も
さんざんでした。
その反動か
連休後半はまちにまった人たちがどっと繰り出しました。
私が24日(土)に泊まった笠ヶ岳山荘も
定員の2倍という大混雑。
平地の旅館などは予約なしのふりの客は泊めませんが
山小屋のばあい、そうすると遭難してしまうのでできません。
ほとんどの山小屋では予約なしの宿泊者が何割か占めます。
この連休中は予約客に倍する人数が泊まったとか。
最近の山小屋はどこも改築され
食事はおいしいし、トイレ事情も改善されてきています。
でもやはり定員に倍する客がつめかけたのでは
宿泊事情は悲惨というほかありません。
8畳の部屋に1畳の広さ(狭さ?)の布団を8つ
文字どおり足の踏み場もないほど敷き詰めます。
そして1枚の布団に大人の男性が
2名ずつ、1部屋に16人が寝ることになります。
1畳の布団に大人の男性2人の肩幅は入りませんから
どうしてもあお向けには寝ることができません。
右わきか左わきを下にして
横向きに寝るほかありません。
この場合、みなが右を下にして寝ないと
隣の男性と夜中に接吻することになりかねません。
奴隷船の船倉もかくやという状態で
寝返りもうてません。
私も最近は精神修養がすすんで
他人のイビキや歯ぎしりは気にならなくなりました。
しかし、後ろの男性の吐きかける生あたたかい息には
さすがに閉口。
また時折、素足がねっとりからんできて
これもまたぞっとします。
かろうじて操はまもられたものの
ほとんど眠ることができませんでした。
なぜ、これほどの思いをしてまで山に登るのでしょう?
答えは写真をぞうぞ(夕日に映える槍岳)。
御無沙汰しております。
返信削除ボートの全日本の「取材」で忙しくしておりました。ただ、いつも拝見しておりますよ。特に写真。奇麗です。
なぜ山に登るか。おっしゃる通り、これには負けます。