2011年9月2日金曜日
脳梗塞の診断ミスですが…
日本人の3大死因はガン、心疾患、脳血管。
脳血管のうち出血ではなく、つまるのが脳梗塞です。
3大死因の一角ですからポピュラーな病気です。
ですが、うまく診断してもらえないことが少なくありません。
脳梗塞の前触れをTIA(一過性脳虚血発作)といいます。
脳梗塞とおなじ症状が短時間あらわれて消えます。
たとえば、お店でお金を払おうとしたら硬貨をとりこばしたとか
顔の表情がおかしいということになれば、片麻痺の疑いがあります。
さあ大変だということで、お店の人が脳梗塞を心配して
救急車をよんで救急病院にはこびこまれます。
でも残念なことに、当該病院では脳梗塞と診断せず
そして治療がうけられませんでした。
脳梗塞の原因にも3種類あるのですが
心臓が細かく動いてしまって血栓がとび脳血管がつまる場合があります。
このような場合、後日ふたたび脳梗塞を生じ
片麻痺の重篤な後遺障害をのこすことになってしまいます。
医療過誤の裁判になると、病院側は
専門医ではなかったので誤診はやむをえないと逃げをうちます。
心臓に原因がある脳梗塞ですから
循環器科の医師は自己の守備範囲だとおもうのですが、違うといいます。
なんの病気かわからない症状について誤診することはありえます。
でも脳梗塞の疑いとして救急搬入された場合はちょっと違うと思います。
専門外だというのなら
なぜ、脳梗塞の疑い患者を受け入れたのでしょう?
(脳梗塞のようなポピュラーな病気でさえこうですから
マイナーな病気の誤診についてはいわんやおやです。)
それならそうと、専門医でないから誤診ありですよ!と
ホームページにでもインフォーメーションしていてほしいと思います。
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