きのう、北海道の開拓時代にヒグマが人々をつぎつぎと襲った
話がなまなましく放送されていました。
北海道の知床半島のつけ根にそびえる
羅臼岳と斜里岳に登ったときのこと。
わが山登り仲間の「いきものがかり」であるI君が
知床のヒグマの生態について、やたら熱く語ってくれました。
北海道には2000~3000頭が生息していて
なかでも知床は生息密度が高い。
いわば筑紫地区にヒグマが数十頭も
うろうろしているような感じ…。
知らなければそれまでですが、このように熱く語られると
いつ遭遇してもおかしくないという気がしてきます。
九州にはすでにクマが絶滅したとされているのですが
中部山岳地帯より北では本州でもツキノワクマが出没します。
乗鞍岳で人が襲われたはなしなどは
記憶にあたらしいところです。
ですから、山をむかうときは
クマに出会わないよう祈りながら登ります。
さて北林一光さんの「ファントム・ピークス」(角川文庫)
「宮部みゆき氏絶賛!」のオビに惹かれて読みました。
舞台は常念岳の麓
人が次々と行方不明になります。
犯人は野獣かファントムか?
手に汗にぎる展開です。
こわくて山に登れなくなってもいい方は
どうぞご一読を。
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