2011年6月1日水曜日
ティーチ・フォー・アメリカ
ひきつづきNPO法人のはなし
共時性なのか感心が向くと話題のほうが寄ってきますね。
昨日は太宰府ロータリークラブの例会(@大丸別荘)で
夜須高原でおこなわれたライラセミナー報告がありました。
ライラはロータリー青少年指導者要請プログラム
(Rotary Youth Leadership Awards)の略RYLAのこと。
テーマは「リーダーシップとは」で、小山田浩定氏
(次期地区代表)が講演された由。そのなかでのお話。
日本の一流大学の卒業生の人気ランキング上位は大企業
だけれどもアメリカではティーチ・フォー・アメリカ(TFA)だとか。
うかつなことに、この話題を知らなかったのですが
TFAはニューヨークに本部を置く教育NPO。
アメリカ国内の一流大学の卒業生を2年間、十分な教育が
なされてこなかった地域に派遣する活動を実施。
「いつか、すべての子供たちに」教育を
という理念です。
2010年には全米文系学生・就職先人気ランキングで
GoogleやAppleをおさえて1位に。
行政が解決してこなかった地域や社会の公的な課題を
見事に解決しているわけで、まさしくNPOの面目躍如です。
1989年にプリンストン大学のウェンディ・コップが
卒業論文において論じたアイデアがその出発点だそう。
これも映画「フェイスブック」でM・ザッカーバーグが
企業した経緯とダブります。
日本でも若い優秀な頭脳が一流企業に就職することばかりではなく
このようなパイオニア分野に向けられることを期待したいものです。
…というと、「近ごろの若いモンは」という話なので、そうではなく
われわれ大人がそのような社会環境を整えていく必要がありますね。
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