2011年4月25日月曜日
シャクナゲ@宝満山
宝満山のシャクナゲがそろそろ見ごろ。
一の鳥居ふきんなので、それほど登る必要はありません。
竈門神社の左手を下りた登山口から
しばらくの登りです(30分程度)。
太宰府ロータリークラブでは毎年3月
シャクナゲの植樹をおこなっています。
竈門神社と宝満山を愛する登山者のみなさま
とともに。
自分たちの植えた樹が花をつけると
とても幸せな気持ちになれます。
毎年3月20日ころですので
みなさまも参加してみませんか。
漢名は石楠花。石南花→シャク・ナン・ゲが訛ったとか。
ただし、石南花は別種で誤解だというのだから、ややこしい。
シャクナゲの花言葉は
「威厳」「荘厳」「警戒」「危険」。
「威厳」「荘厳」は
花の気品から来ているのか、それとも…。
学名はRhododendron metternichii
Rhododendronはツツジ属のことだから、メッテルニヒのツツジ。
学名のとおりツツジの仲間
ツツジはrhodon(バラ)の dendron(樹木)が語源。
メッテルニヒはウイーン体制時代の政治家・宰相
「会議は踊る」で有名。
それにしてもなぜ
日本の植物の名前に宰相メッテルニヒなのか?
それは江戸時代の後期に来日したシーボルトが
日本の植物標本を多数もちかえり、献じたためだとか。
その他、シーボルトにちなむ
学名も多い。
シャクナゲは常緑低木で、山中でもよく見かけます。
犬ケ岳、三郡山、天拝山など。
ネモトシャクナゲは、福島県の県花
百名山である吾妻山、安達太良山に群生しています。
花言葉の「警戒」「危険」は、別に地震を予見したわけではなく
葉にケイレン毒を含む有毒植物だからだと思います。
やはりきれいな花には
毒があるのですねぇ。
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