3月5日(日)太宰府天満宮で曲水の宴でした。
太宰府ロータリークラブで在福の留学生をご招待する行事として
われわれも参加しました。
国際交流をはかる趣旨で、アジアはもちろん
カナダ、ベルギー、メキシコなどの留学生も参加されました。
宴は毎年、梅花さきほこる曲水の庭でおこなわれます。
庭には小川がつくられていて、流れてくる盃が通りすぎないうちに
詩歌をつくり盃を戴く雅な祭事。
起源は中国「秦」時代とされ、清らかな水の流れに盃を流して
禊祓(けがれをはらう)の儀式として行われたのが始まりだとか。
和歌のみならず、舞、雅楽、琴、朗詠など
和風文化の総合芸術の趣があります。
今年はあいにくの雨にたたられ、文書館にて催行。
室内でおこなうのは48年の歴史ではじめてだとか。
1700年前に起源をもつ行事ながら
歴史のなかでの変容もあります。
姫役はかつてはミス福岡がされていましたが
男女共同参画社会のいまは親善大使と名を変えています。
気になるのは歌の出来栄え
その場でつくっているのでしょうか?
小倉百人一首のなかの赤染衛門の和歌
やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて
かたぶくまでの 月を見しかな
赤染衛門の姉妹のもとに通っていた藤原道隆(中宮定子の父)
が訪れなかったため代作した歌とされています。
平安時代から代作OKの世界なら
現代日本でも推して知るべきでしょうか?
京大入試の代作問題の行方が気になるところです。
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