2010年10月4日月曜日
この旅は
このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに
菅 家(菅原道真公)
このたびの研修は神戸、奈良への旅。
あわただしく出発したためジャケットを忘れ、元町で買物をするはめに。
神戸では世界一を名乗るサービスを体験しました。
味はさすがですが、手際が悪かったため朝食が出てくるまで30分待ち。
これで世界一とは競合のみなさんにいささかもうしわけないのでは?
わが事務所も世界一を名乗るときは心したいと思います。
奈良では世界遺産を7つ巡りました。
手向山の神にも詣りましたが、紅葉の錦はかすかでまだまだ。
その穴埋めか薬師寺でムラサキシキブが大歓迎(恐縮です)。
10月というのに暑くて法隆寺の中門前の木陰で涼んでいました。
小学校の修学旅行でしょうか、中門に向かって左右に2組の児童たち。
それぞれのバスガイドから説明が。
聞くともなしに聞いていると、
「西院伽藍への入口である中門は深く覆いかぶさる軒、その下の組物や勾欄、それを支えるエンタシスの柱、いずれも飛鳥建築の特色を持つ建築物です。
エンタシスとは中央にふくらみをもつ柱で、古代ギリシャローマ建築の影響を受けたものと一般的には言われています。」
左側のガイドさんはガイドブックどおりにしゃべっています。
これに対し、右側のガイドさんはこうでした。
「あの柱をみてごらん、なんか普通と違うよね?どこがどう違うかわかるかな?」
(児童)「まんなかが太い!」
「そうだよね!あれをエンタシスというんだよ。」…
どちらがすぐれたサービスかは明らか。
「人を見て法を説く」大切さを若いバスガイドさんにあらためて教えていただきました(百済観音の教え導きか?)。
いかるがの涼風が気持ちいい~。
やま
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