2013年4月30日火曜日
2013年4月26日金曜日
2013年4月25日木曜日
大崩山①
(袖ダキ展望台から下ワク塚の岩峰を望む)
いつものお仲間8人で
大崩山に登りました。
にちりん,シーガイアで
延岡まで。
延岡からはレンタカーを借りて
山麓まで向かいます。
約1時間,せまい道を
くねくねと進みます。
前回はタヌキが4匹出むかえてくれたのですが
今回は野生動物に行きあいませんでした。
大崩山の登山口は
祝子川渓谷です。
祝子って読めますか?
「ほうり」と読みます。
日本神話に登場する
火遠理命(ほおりのみこと)から。
山幸,海幸のなかの
山幸彦のことです。
木花之佐久夜昆(このはなさくやひめ)の子で
ヒメが夫の疑いをはらすため火のなかで産んだとされます。
神武天皇の
祖父にあたります。
海神の娘のトヨタマヒメ(豊玉毘売)が妻。
つまり,トヨタマヒメは神武天皇の祖母。
大崩山のお隣にある山は
トヨタマヒメをまつることから祖母山。
さすが
神話のふるさと。
初日は,祝子川沿いを散策して
足馴らしをしようとしたところ,あいにくの雨でした。
やむなく祝子川温泉・美人の湯に入り
トランプをしてはしゃぎました。
2013年4月24日水曜日
2013年4月19日金曜日
東京駅・天井のなぞ?え~と
(東京駅赤レンガ造り駅舎のドーム天井
左から寅,辰,巳,未のレリーフが見えている。)
きのうの西日本新聞
朝刊1面トップの記事
みなさん,読まれましたか?
へ~っという内容です。
赤レンガ造りルネッサンス様式の東京駅
ただ通過するだけはもったいないですよ。
昨年10月に復元工事が
ようやく終わりました。
100年前(1914年)の開業
当時の姿に復元されました。
見どころは,南北ふたつの
ドーム状の屋根。
なかから天井を見上げると
8角形となっています。
フィレンツェの大聖堂のドームを
振り仰いだときと同種の感動があります。
この8角形の各角に十二支でおなじみの
動物たちが配されています。
丑(うし),寅(とら),辰(たつ),巳(へび)
未(ひつじ),申(さる),戌(いぬ),亥(いのしし)。
実はこれらは
方角をあらわしています。
丑=北北東,寅=東北東,辰=東南東,巳=南南東
未=南南西,申=西南西,戌=西北西,亥=北北西。
あれ?
十二支だから4匹足りません。
卯(うさぎ),酉(とり),午(うま),子(ねずみ)
なぜかな?忘れたのか?逃げちゃったのか?
以前からこのことは
ミステリーとして話題になっていました。
こんかい,西日本の記事は
この謎を解こうとするもの。
東京駅をデザインしたのは
建築家・辰野金吾。
なんと,かれは私とおなじく
唐津市生まれなんですねぇ。(知りませんでした。)
辰野は東京駅が完成した翌1915年には
武雄の楼門を手がけています。
その楼門の2階天井には
卯,酉,午,子の彫刻が!
東京駅の8動物と楼門の4動物をあわせると
なんとぴったり十二支がそろいます。
辰野は,東京と故郷の建築を結んで
十二支を完成させたのではないか?
これが記事の要旨です。
ほんとうでしょうか?
いずれにせよ
東京駅や武雄に行く楽しみが増えました。
わくわく。
2013年4月18日木曜日
映画『舟を編む』
映画『舟を編む』
みました。
昨年本屋大賞となった三浦しをんさんの原作
については前に書きました。
玄武書房に勤める馬締くん
が主人公。
コミュニケーション能力が弱く
営業部では「使えない」。
辞書編集部にスカウトされ
新しい辞書『大渡海』の編集に没頭するようになる。
記号の羅列としての辞書ではなく
言葉という大海原を渡る舟としての辞書。
その編集を通じ,言葉を通じてつながる感覚を磨き
同じ下宿の香具矢さんとも…。
この馬締のキャストとして松田龍平?
と思いましたが,なかなかよかったです。
フェイスブック上で友達が,原作と映画の関係を
熱く議論しています。
よかったとか
がっかりするとか。
最初から別物として鑑賞すべきでしょうね。
ボクはそうしています。
企画15年の辞書
はたして完成するのか?
最後の校正作業に追われるなか
穴が見つかり,作業をやり直すことに。
アルバイトの学生を含め
泊まりがけの合宿状態で突貫作業…。
薬害肝炎訴訟で最終準備書面を
書き上げたときの突貫作業を思い出しました。
分野を異なれど,人それぞれのミッションを
完遂しているときこそ至福のときなんでしょうね。
2013年4月17日水曜日
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
村上春樹さんの新作発売!
ニュースが流れていました。
ボクはたまたまポール・メリコの
『天空のリング』(ハヤカワ文庫)を読んでいました。
5人で1人を構成するポッドが
崩壊した世界をたてなおす。
彼らは記憶や感情を共有し
5人で一体なのだが…。
これもなにかの
シンクロニシティでしょうか?
村上作品(文藝春秋)のタイトルは
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。
発売前に作品の内容を明かさないことで
逆に読者の好奇心に火をつけるプロモーション。
読んでみれば,なるほど
タイトルに答えは書いてあります。
主人公は
多崎つくる。
「つくる」という名のとおり
人生と物語をつくっていきます。
そこは村上作品ですから
新たにというより,再構築という感じですね。
彼の属性は
「色彩を持たない」とされています。
そこから「色彩」が
メタファーとして重要なことがうかがえます。
巡礼は,宗教の聖地を巡り
祈りをささげる旅。
これにより年来の願いが
実現するとされていますよね。
つまりは,色彩を持たない主人公が
祈りをささげる旅をすることで人生を再構築する物語?
「巡礼の年」というのは
フランツ・リストのピアノ独奏曲集のタイトルから。
音楽,ピアノ,白・黒の鍵盤が
重要なメタファーになっています。
なかでも,第1集スイスのなかの第8曲
「ル・マル・デュ・ペイ(郷愁)」が重要。
構成は
これ以上ないほど明瞭。
多くの比喩が互いに響き合いながら
全編を彩っています。
最近の村上作品には
現実と象徴の境界があいまいとの批判も。
意図的な手法ですが
そのために,苦手意識をもった人もいるでしょう。
本作ではそこは現実と夢の世界として
注意深く書きわけられていると思います。
安心して最後まで堪能できます。
「記憶と象徴としての世界」をどうぞ。
2013年4月15日月曜日
風の万里 黎明の空
『風の万里 黎明の空』(上・下)
新潮文庫版の新刊。
小野不由美著・「十二国記」の
Episode4。
王となった陽子の
さらなる成長物語。
脇の祥瓊,鈴らの
成長物語でもある。
旅をしたり他者と関わったりするなかで
自己を鍛え,作りかえていく。
他人を羨んだり,頼ったりするんじゃなく
自分の足で,自分の責任で自立するように。
下手な政治学の教科書より
政治とはなにかがよく分かる。
後半,嬉野行きの高速バスのなかで
がーっと読んだ。
あとすこしで終わりというところで
嬉野のバス停に着いてしまった。
あーっ
いいところだったのに。
続きが
読みたい~。
てな
感じでした。
写真は
八重のヤマブキ。
花言葉は
気品,崇高,待ちかねる。
2013年4月12日金曜日
隠し絵の囚人
昨夜,というか今朝早くというか
村上春樹の新作発売が話題に。
そちらも早く読みたいけれど
こちらもひさびさの新作。
ロバート・ゴダードの
『隠し絵の囚人(上・下)』(講談社文庫)。
MWA賞
最優秀賞受賞作!
亡くなったはずの伯父が
36年ぶりに現れた。
第2次世界大戦とピカソ・コレクションに
人生を狂わされた伯父の過去とは?
オビには
こうあります。
ま,これでいいようなものだけれど
以下,蛇足。
ロバート・ゴダードというと
「ロケットの父」が有名だけれど,もちろん別人。
ケンブリッジで歴史を学んだだけあって
プロットは歴史がからみ,重厚な語り口。
『千尋の闇』(創元推理文庫)以来19作
ほぼはずれなし。
本作も期待に違わず
最後まで読ませました。
はやく
新作を読みたい!
2013年4月11日木曜日
2013年4月10日水曜日
土地の名義はちがうけれど
紆余曲折したけれど
1件落着しました。
依頼人のお話によると
こう。
子どものころから
住み慣れた自宅。
裏山の紅葉を借景にする
立派なお庭があります。
屋内には立派な調度があり
優雅な雰囲気。
親が亡くなったので相続したら
一部が他人の土地名義でした。
調べてみると,売買契約書では
買ったことになっていました。
でも,他人の土地の一部ですから
そのままでは買えません。
その土地の所有者から
分けてもらうことになっていたのでしょうか?
昭和40年代の話ですから
生き証人はどこにもいません。
やむなく取得時効という制度を
利用して解決しようとしました。
他人の土地でも,自分のものとして
20年以上利用すれば自分のものになるという制度です。
わが土地を割譲しなければならない
オーナーさんはなかなか首を縦にふりません。
近隣も関係者がおおく
理解を得るのがたいへんでした。
裁判所ともどの範囲で判断するのか
かなり議論をしました。
これに法務局(登記所)の見解がからまり
そうとう混迷しました。
知りあいの土地家屋調査士さんとも
知恵をしぼりあって,難局にあたりました。
ようやく昨日,分筆登記ができた
との連絡をもらいました。
あとは移転登記だけ
ようやく解決です。
ちかくのお庭に
ギンヨウアカシアが咲いていました。
花言葉は
優雅,友情。
2013年4月9日火曜日
言問橋
一青窈つながりで
言問橋(ことといばし)。
東京スカイツリーに登った人が
増えていますね。
東京観光でスカイツリーに登った人は
ついでに浅草寺にも行くのでしょうか。
東京スカイツリーから浅草寺
もしくは逆の区間は歩くと楽しい。
20分くらいの散歩でしょうか。
途中,隅田川が流れています。
ふつう墨田(≒隅田)区役所のたもとにある
吾妻橋をわたるのでしょう。
雷門の前の通りを
まっすぐ東にいったところにある橋です。
東に屹立するスカイツリーに注意を奪われていると
見落としますが,ちょっと川の上流をみてください。
すぐ北側に見えている橋が
言問橋。
一青窈の『一思案(ひとしあん)』
という曲のなかに出てきます。
ボクは吾妻橋をわたらず
すこし足をのばして,言問橋をわたります。
「言問(こととい)」というのは
『伊勢物語』の東下りの段に由来しています。
なほ行き行きて,武蔵の国と下つ総の国との中に
いと大きなる河あり。それを隅田河といふ。
その河のほとりにむれゐて,思ひやれば
かぎりなく遠くも来にけるかな,と,わびあへるに
渡守,「はや舟に乗れ,日も暮れぬ」と言ふに
乗りて,渡らむとするに
みな人ものわびしくて
京に思ふ人なきにしもあらず。
さるをりしも,白き鳥の,はしとあしと赤き
鴫の大きさなる,水の上に遊びつつ魚を食ふ。
京には見えぬ鳥なれば
みな人見知らず。
渡守に問ひければ
「これなむ都鳥」と言ふを聞きて
名にし負はば いざ言問はむ 都鳥
わが思ふ人は ありやなしやと
と詠めりければ
舟こぞりて泣きにけり。
この歌のなかにある「いざ言問はむ」が
「言問」の由来です。
スカイツリーの南側には『伊勢物語』の主人公
にちなんだのか,業平町がひろがっています。
言問橋をみただけで満足せずに
さらによく見てください。
川面や川縁には,ちゃんと
都鳥が浮かんだり飛んだりしています。
いまでいう
ユリカモメです。
新橋からお台場へいくときに乗る
あの乗り物じゃないですよ。
すごいですねぇ。
平安時代からずっとつづく風景なわけですよ。
この段はやはり,きのうにひきつづき
遠距離恋愛の話なわけです。
都鳥をみかけたら
言問うてみてください。
わが思ふ人は
ありやなしやと。
ただし,初恋中の女性は
言問橋をわたらないほうがいいかも。
『一思案』の歌詞によると
娘が言問橋で初恋を落としてしまったそうですから。
(天満宮の太鼓橋
みたいなものかな?)
2013年4月8日月曜日
2013年4月5日金曜日
レット・イット・ビー?
事務所で朝,執務をしているところ
有線でレット・イット・ビーが流れています。
♪ ボクが悩んでいると
マリアさまがあらわれて
おっしゃった知恵の言葉は
”Let it be”
3月までは1階で聴いていたのですが
4月からは2階です。
いままでと違い
まわりの景色が明るくみえます。
有線の聞こえ具合も
どこか新しい。
3月29日に,席替え担当替えを
おこないました。
ボクは1階から
2階へ異動。
担当もSさん&Tさんから
Hさんに替わりました。
弁護士7人事務局9人の法律事務所ですが
2年に1度,席替えと担当替えをしています。
人間は,飽きやすいし
マンネリ化しやすい生きもの。
マリアさまのお言葉ですが,ときどきは
環境を変化させたほうがリフレッシュできます。
というわけで,いままで1階に来られていた
みなさま,ご注意ください。
玄関左のエレベーターで
2階までお願いします。
写真の花は
キブシ(木五倍子)。
花言葉は
待ち合わせ,出会いです。
2013年4月4日木曜日
シダレヤナギもきれいだな
シダレヤナギ
(枝垂柳)。
中国ではこれで矢を作ったので
矢の木=やのき→やなぎ,なんだとか。
万葉の時代には
中国から渡来していたよう。
ももしきの 大宮人の かづらける
しだれ柳は 見れど飽かぬかも
万葉集
かづら=鬘で
頭に巻いて,髪飾りにしていたんですね。
よく見ると,キツネの尾のような
花をつけています。
こういうのを
尾状花序といいます。
花言葉は,憂い,愛の悲しみ
川面に枝垂れる姿からきたものでしょうか。
やはらかに 柳あをめる 北上の
岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに
石川啄木
さて,この撮影場所は
どこでしょう?
ヒント:福岡県で
川にヤナギのとりあわせです。
2013年4月3日水曜日
久方の光のどけき春の日に
みなさま
花見はおすみですか?
ことしの花見は
いかがでしたか?
福岡での花見の時期はすでにすぎ
残った花もはらはらと散り敷いていってますね。
うちの事務所では
先週の火曜が花見でした。
昼休みに
裏山の二日市公園で。
もう恒例で
なん年もやっています。
フェイスブックで報告したら
OGの方々も懐かしんでいました。
単発的な行事は忘れても
恒例の行事はやはり覚えているものでしょう。
みなさまの職場や家庭にも
恒例でやってますか?
さて,花見をしながら詠んだ和歌を一首
といいたいところですが,できません。
代わりに,小倉百人一首にある
桜の歌をご紹介しましょう。
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
小野小町
久方の 光のどけき 春の日に
しづこころなく 花の散るらむ
紀友則
いにしえの 奈良の都の 八重桜
けふ九重に にほひぬるかな
伊勢大輔
もろともに あはれとも思え 山桜
花よりほかに 知る人もなし
大僧正行尊
高砂の 尾上の桜 咲きにけり
外山の霞 立たずもあらなむ
前中納言匡房
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで
ふりゆくものは わが身なりけり
入道前太政大臣
以上6首
のようです。
花見はいにしえの奈良の都のころよりの
恒例行事だったようで。
うち半分は,散りゆく桜に
わが身を重ねたもの。
そのような花見こそが意外と
通の見方なのかもしれません。
そうだとすると,花見の本番は
「いまでしょ!」。(なのか?)
2013年4月2日火曜日
ガソリン生活
『ガソリン生活』(朝日新聞出版)
伊坂幸太郎さんの新作。
望月家の自家用車である緑のデミオが
いわゆる狂言回し。
「狂言回し」って
わかります?
修習生がいれば
ききたいところ。
でも3月いっぱいで
異動していっちゃったので訊けません。
先日も若い弁護士たちと
「どうきん」をめぐって一騒動。
そこに「にゅうきん」と勘違いするやからもいて
大騒動になりました。
「同衾」。
知っていますか?
さて,「狂言回し」は
物語の進行役のことです。
『シャーロック・ホームズ』でいえば
ワトソンくん。
『ビブリア古書堂の事件手帖』でいえば
五浦大輔くん(テレビではAKIRAさん)。
ドラえもんでいえば
のびたくん,みたいな。
主人公が自作自演してもいいようなもんですが
鼻についたり,読者がしんどかったりします。
そこで主人公とは別に
物語の進行役がいたほうが楽です。
講演会や集会などでも
講演者とは別に司会・進行役がいますよね。
お笑いの世界でも
ピンとコンビがあります。
ピンは全部じぶんでやらなければならないので
ややしんどい。
この点,コンビのばあいは
片方が進行役をやればいいので,みていて安心。
ふつうはボケのほうがメインの芸で
つっこみ役のほうが進行役ですね。
さて『ガソリン生活』は
自動車が狂言回しというところが進機軸。
これがなかなか
いいですね。
自動車どうしの会話で
主人公たちが知らない事実を知ったり。
主人公たちが車外で会話したために
重要な事実を自動車=読者が知り得なかったり。
われわれ読者を最後まで飽きさせないで
ぐいぐいひっぱっていくための狂言回しとして最適です。
自動車どうしの会話もおとぼけがきいていて
楽しい。
ご一読を
どうぞ。
写真は
ハナズオウ(花蘇芳)。
柳川は
旧戸島家住宅にて。
花言葉は
高貴,質素,豊かな生涯。
ユダがこの木で首を吊ったという伝説から
ユダの木とも呼ばれ,それに関係する花言葉もあります。
2013年4月1日月曜日
天城山で出あったもの(4)
天城隧道を抜け,天城峠を越えて
しばらくいくと,八丁池に着きました。
富士山が遠望でき
池なのに水はとても澄んでいます。
天然記念物として有名な
モリアオガエルが生息しているそうです。
四阿屋ふうの休憩所で
ひといきつました。
河津サクラが
満開でした。
いずれも見事な枝ぶりの樹で
みごとな花を咲かせています。
すこしはやかったけれど
お昼にしました。
いい陽気で,眠くなり
いつのまにか一眠りしました。
あとから若い女性が
ひとりで登ってきました。
すごい美人で
そこだけ花が咲いているようでした。
なんの映画だったか
みたような人です。
休憩所はそこしかないので
彼女もやってきて挨拶をしました。
その日は登山者がすくなかったせいか
彼女のほうから話しかけてきました。
仕事のあいまに東京から
河津サクラをみにきたそうです。
登るほうこうがおなじだったので
しばらくご一緒することにしました。
気さくな人で,仕事のことなど
プライベートなことまで話しました。
法律問題もからんでいたので
ちょっとした無料法律相談にも応じました。
うまがあうというのはこういうことか
と思うほど,話がはずみました。
ちょっと影があるふうの女性でしたが
気が晴れたようでした。
結局,その日のゴールである
伊東温泉までご一緒しました。
それからは互いに遠距離でしたので
メールで近況報告などしあいました。
これまたメールとは思えぬほど
楽しいやりとりでした。
昨日,福岡に来るというので
舞鶴公園をふたりで散策しました。
ひさしぶりでしたが
やはり話ははずみました。
もう何年も
つきあっているような。
でも,彼女はなんだか
影がうすくなっている感じでした。
夕方,トイレから戻ると
彼女の姿がみえません。
それからさんざん探しましたが
やはり見つかりません。
不思議です。
きのせいだったのでしょうか。
※きのせい(樹の精,気のせい)